シャーシの基礎知識

シャーシとは、自動車を構成するものの中でも最も重要な構成品の一つです。基本的にその構造は、剛性の高い構成品をベースとします。狭義にはこれ自体の名称として使われることもありますが、一般的には、その構成品にサスペンション、ブレーキシステム、トランスミッション、クラッチ、ステアリングホイールなどの操舵装置及び座席など、ボディ以外の構成品を搭載したものを指します。


従来は、高い剛性を有する構造を実現するために、車の底面に剛性の高い板状の構成品を用いたり、チューブや金属製の梁を用いたフレーム構造を用いていました。しかし現代においては、コンピュータによる強度解析や流体解析の技術が進歩したため、トラックやバスを除く乗用車の殆ど全ては、モノコック構造と呼ばれる方式を採用しています。この方式は、ボディとフレームが一体化した構造となっており、車の底面から天井に至るまでの全ての構造が、安全性や走行性能に影響する、自動車の強度や剛性を担っています。
モノコック構造の優れた点は、最適な強度・剛性を得る構造を実現することができる点で、衝突事故などの際に、搭乗者を守るための空間を確保したり、衝撃を吸収するためのクラッシャブル構造を実現することができます。その上、安定に走行するために必要な、剛性の高い構造をコンピュータを用いて設計することができるのです。

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